【新型コロナ】最多152人感染、医療ひっ迫 東葛・千葉のフェーズ最高レベルに 森田知事「緊急事態」

県内で新型コロナ感染者急増により医療がひっ迫し、厳しい表情で「医療の緊急事態」と訴える森田知事=22日、県庁
県内で新型コロナ感染者急増により医療がひっ迫し、厳しい表情で「医療の緊急事態」と訴える森田知事=22日、県庁

 千葉県内で新型コロナウイルス感染者が急増しており、22日は過去最多となる152人が確認された。森田健作知事は同日、臨時記者会見を開いて「感染者の多い東葛北部・南部、千葉の3圏域で病床確保計画を最高レベルのフェーズ4に移行する。この状況が続けば一般医療の受け入れができなくなる」と述べ、医療体制はひっ迫し緊急事態にあると強調。県民に対して年末年始は外出を控え、静かに過ごすよう呼び掛けた。さらに、23日から始まる酒類を提供する飲食店への営業時間短縮要請に協力するよう求めた。

 県内の新規感染者は21日時点で直近7日間平均が129・1人と過去最多を更新。病床稼働率は県内全域で47・2%となり、特に東葛地域や千葉市の病床稼働率は6割前後にまで上昇しており、医療体制はひっ迫し始めている。

 今後、一般医療への影響を避けるため、森田知事は東葛北部・南部、千葉の3圏域の病床確保計画を「フェーズ4」にすると表明。医療現場での準備期間を経て、東葛北部と東葛南部は29日から「4」へ、千葉圏域は1月5日から「4」に移行する。

 県内全域のコロナ専用病床は現在756(重症者病床61)あり、移行により29日に855床、1月5日以降は949床に引き上げられる。一方で重症者病床は61を維持する。

 新規感染者数や病床稼働率が高い数字で推移した場合、救急患者の受け入れが困難になったり、がんの手術が延期されたりと医療提供体制に甚大な影響が出かねないと警戒。

 森田知事は「これは何百年に一度というほどの危機。年末年始を我慢してくれれば、何とか危機は抜け出せる」と訴え、不要不急の外出は控えて静かな年末年始を過ごすよう求めた。

 また、23日から始まる酒類を提供する飲食店への時短要請については「すべての期間を協力してくれた飲食店には一律80万円を給付するので、午後10時以降は営業しないでほしい」と重ねて協力を求めた。


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