使用開始、2年延期 震災対応の工事優先 千葉中央港の旅客船桟橋

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 千葉県が整備を進めている千葉中央港(千葉市中央区)の旅客船桟橋の使用開始が、当初計画の2013年度中から15年度末へと、2年遅れることが22日、明らかになった。熊谷俊人千葉市長が同日、県に早期整備を要望したのに対し、森田健作県知事が明らかにした。東日本大震災の影響による工事の遅れが最大の要因としている。

 千葉中央港は市川市から袖ケ浦市にかけて広がる千葉港の中心部。主に工業港として活用されている。旅客船桟橋は、観光による地域活性化に向け、県が13年度の使用開始を目指して07年から、JR千葉みなと駅西側の地域に建設を進めている。350トン規模の旅客船が接岸できる長さ約50メートルの桟橋2基を整備する計画で総事業費39億1千万円。県事業だが、事業費は国が半分負担し、残りの8割を市、2割を県が負担している。

 県港湾課によると、本年度末現在の工事進ちょく率は、事業費ベースで5割弱。遅れの理由について、同課は「大震災の影響が一番大きい。工事ができる時期が制限されているため遅れ気味だったところ、震災でほかの工事を優先せざるを得なかった」と説明している。