高所得者、最大5万円増 上限55万円に引き上げ 千葉県後期高齢者医療保険料

 千葉県後期高齢者医療広域連合は、75歳以上の高齢者が負担する2012~13年度の医療保険料率を決めた。高齢者の増加に伴う医療費増大が見込まれる中で、低所得者や中間層の負担増を抑制するため、所得割率、均等割額を据え置く一方、高所得者の負担の上限額を年50万円から55万円に引き上げる。年635万円以上の所得がある後期高齢者の負担は最大で年5万円増える。

 上限引き上げは、国の政令改正により、都道府県単位でも可能になった。影響を受けるのは、年約635万円以上の所得がある人で、県内の後期高齢者の1・29%にあたる7967人が該当する。このうち、最大の55万円を負担することになるのは6975人。上限引き上げにより、2年間で約3億7千万円の増収を見込んでいる。

 一方、所得割率7・29%と、均等割額3万7400円は据え置く。低中所得者の負担増を回避するためで、同連合の剰余金全額63億3700万円と、県の財政安定化基金24億円を取り崩す。今月、千葉市中央区で開いた定例会で承認された。

 同連合は、今回の見直しについて「負担できる人にしてもらおうというのが基本方針」と説明している。


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