5月限定!登録無料キャンペーン実施中
新型コロナウイルス情報

図書館や美術館再開へ 千葉県、店舗は緩和基準設定 知事給料2割削減8カ月 緊急事態宣言継続 【新型コロナ】

図書館や美術館の再開方針を表明した森田千葉県知事。一方で、緩みにも警戒を促した=21日、県庁
図書館や美術館の再開方針を表明した森田千葉県知事。一方で、緩みにも警戒を促した=21日、県庁

 森田健作千葉県知事は21日、県内での新型コロナウイルス新規感染者の抑制状況を踏まえ、図書館と美術館、博物館への休業要請を近く解除し、このうち県立施設は再開する方針を表明した。新型コロナ緊急事態宣言に伴う県の要請緩和は初めて。ただ、政府が同日、千葉県と東京都、神奈川県、埼玉県の首都圏4都県で緊急事態宣言の維持を決めた。森田知事は、店舗など他の休業要請については継続し、緩和基準を22日の県対策本部会議で示すと説明。理解を求めた。知事給料の20%削減(8カ月間)も行うとした。

 森田知事は記者会見で、図書館や美術館は人の密集が起きにくいとし、緊急事態宣言が継続中でも、十分な感染防止対策を条件に早期解除が可能との考えを説明。解除日は22日の対策本部会議で決める方針だ。

 一方、遊興施設や店舗の休業要請、午後7時以降の酒類提供自粛要請など他の緊急事態措置は「心情的には解除したいが、解除でクラスター(感染者集団)が発生しては困る。本県はできる限りの慎重さを持って対応することに理解を願いたい」と強調。22日の対策本部会議で、段階的な緩和が可能になる基準といった「道筋」は示すとした。

 知事給料削減の理由は「県民や県内事業者の苦労と努力に合わせ、できることを考えた」と説明。コロナ影響の長期化を見据えて削減を8カ月間続けるという。副知事らの給料削減とセットで6月定例県議会に提案する見込み。

 千葉県の直近の感染状況は国が緊急事態宣言の解除目安に示した「1週間の新規感染者が10万人当たり0・5人程度」を下回る。一方で東京は達成が微妙、神奈川県では目安を超えており、この2都県の情勢が21日の首都圏4都県一体での解除見送りにつながった。

 森田知事は「千葉は解除基準を満たすが、4都県は生活・経済活動が重なっており、一体として考えるのは妥当。現状で解除は難しいだろう」と政府の判断に理解を示した。その上で「互いに情報共有しながら一人でも感染者を減らすことが大事」とし、東京と神奈川での抑制に期待した。

 千葉県に緊急事態宣言が出てから1カ月半の長丁場。県外で宣言解除や要請緩和が相次ぐ中、県民の我慢は限界を迎え、自粛に緩みも。知事はもう一息の我慢を呼び掛けた上で、図書館や美術館の緩和を「まずは一歩にしたい」と述べた。


  • LINEで送る