震災被害147億円 再液状化対策・水田に塩ビ管 千葉県内農地・農業施設

 農業に関する千葉県の基本的施策について審議する県農政審議会(会長・菊池真夫千葉大名誉教授)が16日、千葉市中央区の県文書館で開かれ、県は、東日本大震災による県内の農地や農業用施設の被害が2337カ所で147億3800万円に上ったことを明らかにした。また震災による液状化で、水田に埋まる石綿製の用水管の破損が甚大だったことから、揺れに強い塩化ビニール製に変更し、再液状化に備える方針を示した。今秋の着工を目指す。

 審議会で県は、震災による県内の農地被害が113カ所10億8千万円、農業用施設被害が2224カ所136億7500万円だったと報告。農業集落排水施設の被害は15カ所で11億5200万円に上った。

 水稲の作付けでは香取市など16市町で3446ヘクタールが影響を受け、うち380ヘクタールが作付けできなかった。津波では630ヘクタールが塩害を受け、13ヘクタールが作付けできなかった。液状化では、約740ヘクタールの水田が被害を受け、49ヘクタールが作付け困難な状態となった。


  • LINEで送る