2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

国益に沿い課題乗り越える 若い世代に希望と誇りを 新春鼎談

復旧・復興の加速や観光振興を中心に、2012年の抱負を語る野田佳彦首相(中央)。左は加賀見俊夫オリエンタルランド会長、右は赤田靖英千葉日報社長
復旧・復興の加速や観光振興を中心に、2012年の抱負を語る野田佳彦首相(中央)。左は加賀見俊夫オリエンタルランド会長、右は赤田靖英千葉日報社長

 野田佳彦首相は、オリエンタルランド(浦安市)の加賀見俊夫会長、赤田靖英千葉日報社社長との新春鼎談(ていだん)に臨み、「かつては『一内閣、一課題』と言われたが、現内閣にはいくつも大きな課題がある。国益に沿って一つ一つ乗り越えていく」と述べ、昨年発生した東日本大震災からの復旧・復興をはじめ、「国難」といわれる課題に立ち向かう考えを表明した。日本の将来展望では、社会保障と税の一体改革などを通し、「若い世代が希望を持ち、誇りの持てる国にする」と強調。震災で落ち込んだ県内観光の振興へは、政府を挙げて国際会議などの日本開催を呼び掛ける方針を示した。

 野田首相は就任以来、「現内閣の最優先最重要課題は『震災復旧復興』『原発事故収束』『日本経済再生』の三つ」と強調。県内も液状化現象や津波などの被災地で、特に液状化被害が甚大だった浦安市で東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドの加賀見会長と、震災当時を振り返りながら今後の防災体制への教訓などを語った。

 震災復旧復興について野田首相は、「第3次補正で約12兆円規模の予算を組んで『復興のための予算』を編成した。さらに、『復興特区』『復興庁』設置を決め、復興への力強い仕組みも作った。これらを活用して復旧復興と、原発事故収束への取り組みを強化する」と述べた。

 県内の液状化被害への対応では、「第3次補正予算に盛った『液状化対策推進事業』で、下水道や道路など公共施設と一体となった個人所有のものに対応できるようにした。しかも地方負担は実質ゼロ。この事業を活用して県内被害に対応する」と説明。

 日本の将来展望では、若い世代が日本の社会保障・財政・経済などに対して抱く不安を払しょくするとし、「『今日より明日は良くなる』という希望の持てる国、誇りの持てる国にする」と明言。実現に向けて震災復興、社会保障と税の一体改革などの課題を乗り越えていく考えを示した。


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