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2保育所閉鎖へ方針案 「人口流出加速する」 住民説明会で反対相次ぐ 財政難の銚子市

公立保育所再編方針案に対して意見を述べる市民(手前)=12日、銚子市の市民センター
公立保育所再編方針案に対して意見を述べる市民(手前)=12日、銚子市の市民センター

 厳しい財政状況が続く銚子市は、子どもの減少が深刻化している現状を踏まえ、海鹿島保育所と第三保育所の段階的閉鎖を柱とする公立保育所の再編方針案をまとめた。12日には住民説明会を開催。参加者からは「さらなる人口流出を招く」などと存続を求める声が相次いだ。

 同市子育て支援課によると、昨年4月1日現在の同市の0歳児は212人で、9年間で36・3%減少した。同市には公立4カ所、私立7カ所の保育所があるが、公立全体では継続的に定員割れが続いている。

 危機的な財政収支見通しを受けて2018年11月に示した緊急財政対策で市は、出生児の急激な減少を踏まえ、幼稚園・保育所の統廃合のスケジュールを示すことを盛り込んだ。

 公立保育所の統廃合は、他施設との距離や入所児童の適正規模も考慮し検討。方針案では、東部地区の公立3保育所のうち定員が最大の第二保育所を存続させる一方、定員が最小の海鹿島保育所を23年3月に閉所。児童数の減少推移に注視しつつ、その2年後をめどに第三保育所を閉所することを検討する。海鹿島保育所は公設民営のため、指定管理者とも協議するとした。

 この日の説明会には23人が参加。「銚子では子育て世代が流出しており、火に油をそそぐ」などと見直しを求める意見のほか、「それほど財政負担になっているのか。地域との関わりが考慮されず残念」などと海鹿島保育所の存続を求める声が相次いだ。子どもの環境変化や送迎の駐車場を心配する声も聞かれた。

 市の担当者は「さまざまな方に与える影響に十分配慮しながら再編を検討・推進しなければならない」とした。

 市は31日まで、市内在住・在勤・在学者を対象に同案に対するパブリックコメントを募集している。問い合わせは市子育て支援課(電話)0479(24)8967。


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