幕張メッセ稼働率34% 補てん県、千葉市で348億円

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 千葉県が整備した幕張メッセ国際展示場(千葉市美浜区)の運営をめぐり、県と千葉市が昨年度までに補てんした負担金の総額が約348億円に上ることが分かった。21日に開かれた2010年度県決算を審議する県議会決算審査特別委員会で、県商工労働部が明らかにした。同展示場の昨年度の稼働率は約34%にとどまり、6~7割の稼働率を保つ東京や横浜の同様施設に比べ低迷している。主力催事だった「東京モーターショー」の撤退など厳しい経営環境の中、約24年が経過し施設の老朽化も進んでおり、大規模改修に向けた費用の捻出なども新たな課題となりそうだ。

 幕張メッセは1989年にオープンした日本初の本格的な大型コンベンション施設で、21万平方メートルの敷地に7万2千平方メートルの展示面積を有する。県が所有する国際展示場のほか、委託運営会社である株式会社幕張メッセが所有する国際会議場などを備える。

 県経済政策課によると、国際展示場への一般会計からの繰入金は昨年度7億6400万円、91年度からの累積で約224億円に及んでいる。千葉市も昨年度、6億8千万円を負担しており累積で124億円を支出。県と同市を合わせると昨年度までに348億円が同施設の運営維持に支払われたことになる。