RSウイルス感染が急増 1週間で1・8倍 千葉県内患者数

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 乳幼児の肺炎や気管支炎の原因となるRSウイルスの感染が千葉県内で急増している。今月9日までの1週間の報告患者数は、その前の週の1・8倍に増加。全国的に流行の兆しをみせており、千葉県は「せきなどによる飛まつ感染や接触感染を防ぐため、手洗いやうがいの強化を」と呼び掛けている。

 県疾病対策課によると、県内の小児科定点医療機関121カ所から今月9日までの1週間(40週)に報告された定点あたりの報告患者数は0・56人で、前週(39週)の0・31人から1・8倍に増加。過去の同時期と比べても、昨年の0・11人や2009年の0・03人を大幅に上回っている。地域別では船橋市が2・2、印旛が1・3、習志野と市原が各1・0と多い。

 RSウイルスの患者数は、毎年冬にピークを迎え、2歳までにほぼ100%の人が感染するが、特に生後数週間から数カ月の乳児が感染した場合に重症化しやすい。乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%は同ウイルスが原因とされており、生後4週未満の乳児では突然死につながる危険がある。

 流行は毎年2~5カ月間継続する傾向があるが、今年は例年よりも早く感染報告数が増えている。調査を始めた04年以降で最も高いピークは、06年52週(同年12月25~31日)の0・99人で、今年もさらに増加する可能性がある。