全国平均の6割満たず 千葉県、整備助成を拡大へ 回復期リハビリ病床

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 脳疾患患者らが日常生活動作の訓練を行う「回復期リハビリテーション」の千葉県内病床数が7月1日現在で人口10万人当たり27床と、全国平均(48床)の6割に満たないことが分かった。県内九つの2次保健医療圏では君津が0床、印旛が6床と突出して少なく、51床ある東葛南部と比べ地域格差が顕著となっている。千葉県は地域医療再生臨時特例交付金として国から交付が予定される約66億2800万円の一部を、回復期リハビリ病床の整備助成に充てる方針を固めた。

 回復期リハビリ病床は、脳血管疾患などの患者や寝たきり予防、家庭復帰を図ることを目的に日常生活動作の訓練を行う病床。千葉県は全国2位のスピードで高齢化が進展しており、同病床の整備の重要性が高まっている。

 県健康づくり支援課によると、医療圏別にみた人口10万人当たりの回復期リハビリ病床数は、0床の君津、6床の印旛のほか、山武長生夷隅が11床、香取海匝が18床と全国平均を大幅に下回っている。さらに千葉と東葛北部の24床、市原28床、安房41床と続き、全国平均を上回ったのは東葛南部(51床)だけだった。