ゆかりの金づち、参院に 議事堂上棟式で使用 佐倉の市原さんが寄贈

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国会議事堂の上棟式で使用され、一時行方不明になりながらも市原さんによって参議院に寄贈された金づち
国会議事堂の上棟式で使用され、一時行方不明になりながらも市原さんによって参議院に寄贈された金づち

 「国会にあるべきモノは、国会に戻したい」-。佐倉市の農業、市原正人さん(81)の善意が、国会関係者を喜ばすニュースとして東京・永田町でひそかな話題になっている。

 市原さんは今年初め、かつてから付き合いのあった横浜市の建設会社元社長から「金づち」を譲り受けた。当初から金づちにまつわる歴史的価値を聞いてはいたが、地元で政治活動を続けるみんなの党・水野賢一参議院議員(千葉選挙区)の事務所に持ち込んで対応を相談した。

 水野事務所が参院事務局に調査を依頼したところ、1927(昭和2)年の国会議事堂上棟式に使用され、その後一時行方不明になった貴重な金づちだと判明。

 市原さんは「元にあった場所に戻すのが一番いい」と、参院への寄贈を申し出て、今夏に西岡武夫参院議長に手渡した。

 歴史的価値を踏まえ、先月まで参院地下参観ロビーで一般公開。現在は絹ひもの劣化を避けるため、温度と湿度を厳重に管理した議会史料室で保管している。金づちの写真は水野参院議員のホームページ(mizunokenichi.com/)で閲覧できる。