東葛、北総で面積拡大 人為的要因が影響 10年千葉県内地盤沈下

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 千葉県は2010年の県内の地盤沈下状況をまとめた。地盤沈下が確認された面積は、2820・5平方キロメートルで、東葛、北総地域を中心に前年より167・3平方キロメートル拡大した。2センチ以上沈下した地点は最大沈下地点となった習志野市藤崎(2・16センチ)のみで、昨年の9地点から大幅に減少した。調査は3月11日の東日本大震災前に行われており、天然ガス採取などに伴う人為的要因が大きいとみられる。

 県水質保全課によると、調査は、千葉県全域(総面積5156・6平方キロメートル)の約6割にあたる3204・7平方キロメートルで、県と千葉市、国土地理院が実施。法律や条令で地下水採取が規制されている地域と、県が天然ガス採取協定を結んでいる47市町村の1130地点で、今年1月1日と昨年同時期の標高差を調べた。

 地盤沈下の原因は主に、地下水、天然ガスなどの採取による人為的要因や、地震などの自然要因とされている。県内では九十九里地域などで天然ガスが採取されている。

 地盤沈下面積は、調査面積の約9割を占める2820・5平方キロメートルで、前年(2653・2平方キロメートル)から6・3%増。2年連続で増加した。地域別では、千葉・市原、君津、九十九里が減少した一方、東葛・葛南、北総が増加した。