TPP参加に危機感 農業・医療関係者ら300人 千葉で反対集会

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集会には約300人が集まり、TPP交渉参加入りに向けた政府の動きを批判した=15日、千葉市中央区
集会には約300人が集まり、TPP交渉参加入りに向けた政府の動きを批判した=15日、千葉市中央区

 環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加に反対する有識者や民主党国会議員らでつくる「TPPを考える国民会議」(代表世話人・宇沢弘文東大名誉教授)は15日、千葉市中央区の県農業会館で対話集会を開いた。農業や医療などの業界団体関係者ら約300人が集まり、拙速な交渉入りに対する危機感を強く表明した。

 同会議副代表世話人で、反対派議員団「TPPを慎重に考える会」会長の山田正彦前農相は「国民に情報開示されないまま検討が進むのは納得できない」と政府を批判。考える会所属の県選出民主党議員9人のうち、6人が出席した。

 JA千葉中央会の林茂壽会長は「農家が努力しても百倍、千倍の耕作面積をもつ国との競争は不可能。交渉参加後に脱退できないことも明らかで断固反対する」と語気を強めた。会場を埋め尽くした参加者からは「(TPP参加で)田園が雑草だらけになるのを見たくない」(農業関係者)と切実な声が上がるなど、TPP問題への関心の高さが表れていた。