東葛・印旛で測定強化 県立学校の除染を検討 千葉県議会

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 9月千葉県議会の文教と総合企画水道の2常任委員会が12日、開かれた。千葉県は、県立学校で除染が必要な地点を把握するため、放射線量が高い東葛や印旛地域の一部で、敷地内の測定を強化する方針を示した。また、放射性物質を含んだ浄水汚泥を埋め立て処理する費用が通常の処理費の2・5倍に上ることを明らかにした。

 【文教】県教委によると、高校や特別支援学校など県立学校154校のうち、校庭の放射線量を測定したのは30校にとどまっている。測定結果は毎時0・01~0・47マイクロシーベルトで、国が除染費用の補助対象としている毎時1マイクロシーベルトを下回っているため、これまで除染の実施予定はなかった。しかし、実際には校庭以外で雨どいや樹木の下など局所的に放射線量が高い箇所があるとみられ、国は、学校の線量を年間1ミリシーベルト以下にするとともに、局所的に線量が高い場所の把握と除染の必要性を指摘している。

 これを受け、県教委は、除染が必要な地点を把握するため、比較的線量が高い葛南や印旛地域での測定強化を決めた。測定は校庭の四隅と中央の5地点で実施するとともに、雨どいや樹木の下など放射性物質がたまりやすい地点でも実施する方針。県教委は来年度の予算化を視野に「測定結果を踏まえ、県立学校の敷地の徐染について具体的に検討する」と述べた。