小規模タンク、半数が未耐震 低層長屋も液状化支援 千葉県議会・総務防災常任委

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 9月千葉県議会は11日、総務防災と県土整備の2常任委員会が開かれた。総務防災では、県内の工場にある500キロリットル以上千キロリットル未満の石油やガスなどの小規模タンクのうち、耐震基準を満たしているのは半数にとどまっていることが分かった。また、液状化被害を受けた住宅を対象に県が最大100万円を補助する被災者住宅再建支援制度を、タウンハウスなど長屋式低層住宅にも拡大したことも明らかになった。

 【総務防災】

 東日本大震災によるコスモ石油(市原市)のタンク爆発事故に関連し、防災危機管理監は、県内コンビナートにあるタンクの耐震化状況を報告。

 本年4月1日現在、県内の小規模タンク360基のうち、耐震基準を満たしているのは52・8%にあたる190基。ただ、消防法上の改修期限である耐震基準適合期限は2017年3月までとなっているため、委員から「改修期限まで6年ある中で放置しておいてよいのか。国に期限を前倒しするよう要望すべきだ」など懸念の声が上がった。

 屋根が貯蔵物液面とともに上下する円筒の浮き屋根タンクも改修期限は17年3月までで、改修が終了しているのは同日現在で165基中45基(27・3%)どまり。県消防課は「関係消防機関と連携を密にして、事業者に対して改修の前倒しが着実になされるよう働きかけていく」とした。