柏など小中学校に3基 県、モニタリングポスト6基増設

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 千葉県議会は7日、環境生活警察と農林水産の2常任委員会を開いた。県は、福島第1原発事故を受け、大気中の放射線量を定点観測するため県内に増設予定のモニタリングポスト(放射線量測定装置)6基のうち、3基を柏市、市川市、印西市の小中学校に常設する方針を明らかにした。県内で小中学校への設置は初めて。放射性物質が子どもの健康に与える影響への関心が高いことなどを考慮した。また、台風15号による農作物被害額は約3億8千万円に上ると報告した。

 【環境生活警察】
 県大気保全課によると、新たにモニタリングポストを設置する場所は、柏市立田中小、市川市立大柏小、印西市立船穂中の小中3校のほか、香取市小見川区事務所、茂原市の県立茂原高に隣接する県有地、館山市の農業改良普及センター跡地の県有地の計6カ所。県内に約140カ所ある風向・風速などの「大気常時監視測定局」の中から「大気中の放射線量が高い地域や、地域的なバランスを考慮して選定した」(同課)としている。

 特に放射線量が高い東葛地域では、子どもの健康への影響を長期的に監視するため、子どもが集まる場所として小中学校を選んだ。県では、携帯型のサーベイメーター35台を市町村に貸し出す形で、これまでも小中学校の校庭などで測定しているが、定点観測は初めて。