千葉県ワースト2、118人 都道府県格差、最大2倍超 10万人当たり病院医師

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 昨年10月時点の全国の病院医師数は19万5368人(常勤換算)で、前年より2・2%増加したことが、厚生労働省のまとめで分かった。厚労省は「医師確保策が反映された」と分析しているが、人口10万人当たりの人数は最も多い高知県(221・6人)と最も少ない埼玉県(105・6人)で2倍以上の格差も。千葉県は埼玉県に次いでワースト2の118・2人で、2009年のワースト4からさらに順位を下げ、依然として医師不足が続いている現状を浮き彫りにした。

 県内の常勤医師数は7351人で前年より130人増加し、人数に限ると全国9位となっている。ただ、人口10万人当たりの医師数では、全国平均の152・6人を大きく下回っている。

 県内の医師数低迷について、県医療整備課は、約620万人と人口が相対的に多く、病院の利用が少ない若年層人口の割合が高かったことに加え、2004年度に始まった新医師臨床研修医制度により、唯一の医師養成校である千葉大学の学生が流出したことが大きかったと指摘。「全国的に医師は増えているが、本県は東京に隣接しているため、医師流出の影響を受けている」と分析している。