本年度の赤字回避へ 介護特会繰出を先送り 銚子市 【2019市町村予算案一般会計】

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 厳しい財政状況が続く銚子市は7日、2019年度一般会計当初予算案を発表した。旭、匝瑳市と進めるごみ処理広域化施設整備経費の増加が影響し、18年度当初比3・3%増の238億9200万円。財源の不足分を補うため、介護保険事業特別会計への人件費・事務費に関する繰出金を先送りするなどして、財政調整基金を取り崩さない予算案を組んだ。

 難病者援護金などの市単独扶助費や夜間小児急病診療事業、市役所西部支所の休止など、昨年11月に発表した市緊急財政対策に基づく取り組みで経費を節減。市立病院運営のための交付金を12年度から短期の貸付金で対応してきたが、19年度は病院事業会計への補助として当初予算案に計上するという。

 市は昨年10月、21年度までに財政健全化団体に転落する可能性を提示した危機的な財政推計を発表。市によると、本年度は6億円以上の歳入不足が見込まれていたが、国の補正予算で普通交付税調整減額分が復元される中、未収金対策や市有地の売却、財政調整基金からの繰り入れにより赤字は回避できる見通し。