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千葉市に最終処分場 環境省選定、東電火力内 【汚染焼却灰】

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質を含む指定廃棄物の処分場建設をめぐり、環境省が千葉市中央区の東電千葉火力発電所内の敷地を候補地に選定したことが17日、分かった。小里泰弘環境副大臣が24日にも千葉県と市に選定の経緯などを伝える方向で調整している。同発電所は東京湾に面した京葉臨海工業地域の一角。住宅地への距離が2キロ以上離れていることなどが選定の理由とみられる。千葉市は「環境省からまだ話を聞いていない」としている。

 同発電所は同区蘇我町の埋め立て地。近隣は工業地帯で、最も近い市街地まで2キロ以上離れており、水源地も近くにない。

 処分場に必要とされる広さは廃棄物置き場や管理施設などを合わせて計約1・5ヘクタール。国は東電から土地を買い上げるか、借り上げるかして、建設する計画だ。

 県内の最終処分場建設をめぐっては、候補地を選定するための市町村長会議が2013年4月から昨年4月にかけ4回開かれた。同省は民有地を含め約5千カ所の中から絞り込んだ。

 千葉市は同省に対し、安全性に関する情報提供や住民への丁寧な説明を求める考え。熊谷俊人市長は17日、「環境省からまだ話を聞いていない。まずは環境省の話を聞きたいと思う」とコメント。

 県内の指定廃棄物(放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレル以上)は福島県や栃木県に次ぐ3687トン。これらを集約する処分場は内部や周囲を分厚い壁で覆って有害物質が漏れ出すのを防ぎ、大規模な地震にも耐えられる構造を想定している。


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