「校長方針」で道徳推進 いじめ防止にも力点 千葉県教委新指導指針

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 千葉県教委は、教育現場の重点施策を示した2014年度の「学校教育指導の指針」を策定した。道徳教育の一層の推進へ各校長のリーダーシップを強調したほか、いじめ対策では、学校として組織と基本方針を定め未然防止と早期対応を実施するよう明記。学習指導では情報通信技術(ICT)機器の活用も新たに盛り込んだ。

 学習指導要領は幼稚園と小中高校、特別支援学校ごとに作成し、各学校で重点的に取り組むべき事項や手法を示している。2月末から各公立学校へ配布し、各学校が新年度の教育目標や教育計画を立案するのに役立ててもらう。

 14年度は、13年度に定めた「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」「キャリア教育」「地域とともに歩む学校づくり」の5項目を引き続き重点目標として規定。

 道徳教育の推進では、文部科学省の学習指導要領にある『校長の方針の下で』を新たに記載することで、校長のリーダーシップを強調。「道徳教育推進教師」を中心に学校全体で充実に努めるよう促している。

 いじめ対策では、大津市のいじめ自殺事件などを受け昨年9月に施行された「いじめ防止対策推進法」を踏まえ、学校として組織と基本方針を定める項目を追加。未然防止と早期発見に向けた取り組みを一層推進する。

 特別支援教育の推進にも力点。障害児に対し教育内容や方法の工夫を図るほか、特別支援学級や通級指導教室での自立活動の指導充実を図るよう明記した。

 学習指導では、タブレット端末や電子黒板などのICT機器を活用した授業の展開を新たに盛り込むとともに、グローバル社会への対応を意識づけた。