焼却灰の搬入スタート 反対住民阻止、混乱も 県の手賀沼終末処理場

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トラックで運ばれた高濃度の放射性焼却灰をフォークリフトで運び出す作業員=21日午後3時41分、手賀沼終末処理場
トラックで運ばれた高濃度の放射性焼却灰をフォークリフトで運び出す作業員=21日午後3時41分、手賀沼終末処理場

 高濃度の放射性セシウムに汚染されたごみ焼却灰の保管問題で、我孫子市と印西市にまたがる県営手賀沼終末処理場内に県が建設した一時保管施設への灰の搬入が21日、始まった。初日のこの日は松戸、柏両市からトラックで約4トンが運ばれたが、保管に反対する地元住民らが受け入れを阻止。トラックがいったん引き返す一幕があるなど現場は混乱し、搬入は予定より4時間近くずれ込んだ。

 県は、両市と流山市で新たに発生した焼却灰のうち、国の埋め立て基準を超えた1キログラム当たり8千ベクレル超の「指定廃棄物」を一時保管施設となるテント倉庫に毎月約200トン保管する。

 同施設ではこの日、管理を委託された県環境財団の職員2人が灰を積んだトラックの放射線量や周辺の空間放射線量を測定。県によると、灰は19日以降に排出されたもので、柏市の灰は1キログラム当たり3万7500ベクレル、松戸市は同1万1700ベクレルだった。