通院困難者を在宅診療 健康週間PRイベントも 高齢化にらみ対策強化 県歯科医師会

千葉県歯科医師会は高齢化社会に備え在宅歯科診療を強化している
千葉県歯科医師会は高齢化社会に備え在宅歯科診療を強化している

 千葉県歯科医師会(浅野薫之会長、会員数2487人)は今年から、千葉市美浜区の県口腔(こうくう)保健センターに「県在宅歯科医療連携室」を立ち上げ、寝たきりなどで通院が難しい高齢者らを対象とした在宅診療の取り組みを強化している。高齢化の急速な進展で県内の在宅療養者も大幅な増加が見込まれる中、「在宅歯科の高齢化対策は遅れていた」とする同会は「生きるために最も重要な『食』の支援に予防が重要」として、今月11~18日の「ちば県民いい歯とお口の健康ウイーク」に合わせ、歯の健康づくりをPRする。

 県によると、県内の65歳以上の高齢者の人口は、団塊の世代が高齢期を迎えるのに伴い2005年から15年までの増加率が50%に上り、45年には高齢者人口は200万人に達する見込み。増加率は全国2位のスピードだ。

 こうした中、県歯科医師会は今年1月、県の委託事業として県在宅歯科医療連携室を開設。在宅歯科医療についての相談をはじめ訪問診療や口腔ケアを行う歯科医院の紹介などを行ってきた。9月末現在の相談件数は36件で、うち20件が訪問診療の依頼だった。


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