市川で4候補持論展開 関心高く聴衆2000人 自民党総裁選

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街頭演説後に手を結ぶ自民党総裁選候補の(右から)安倍氏、石破氏、石原氏、林氏=23日午後1時40分ごろ、JR市川駅北口
街頭演説後に手を結ぶ自民党総裁選候補の(右から)安倍氏、石破氏、石原氏、林氏=23日午後1時40分ごろ、JR市川駅北口

 自民党総裁選(26日投開票)に立候補している安倍晋三元首相(58)、石破茂前政調会長(55)、石原伸晃幹事長(55)、林芳正政調会長代理(51)の4人が23日、市川市市川のJR市川駅北口で街頭演説した。体調不良で入院中の町村信孝元外相(67)は欠席した。各候補とも尖閣諸島問題で揺れる安全保障や経済政策などについて持論を展開。あいにくの雨天にもかかわらず、駅周辺は約2千人(党県連発表)の聴衆で埋め尽くされ、関心の高さをうかがわせた。

 2007年9月に首相を辞任した安倍氏は冒頭、「病気のためとはいえ、突然の辞任を心からおわびする」と陳謝し演説スタート。中国の反日デモについて「日本を守るには民主党政権で危うくなった日米同盟の信頼関係を取り戻さなくてはならない」と語った。

 石破氏は、防衛相としての実績を踏まえ「今の日本はすきだらけ。領海を守るための法律がない」と指摘。「一つ一つの法律を改正し、予算で国民の安全を守るのがプロの政治家の役割。自民党が安定した政治を担うことだけが国を救う唯一の道」と強調した。

 石原氏は「国力、経済力を高め、ふるさとを守る先頭に立たせてもらいたい」と訴え、(1)物価目標(2)金融緩和(3)有効な需要の創出-の3項目を掲げた。「3政策を実現するには雇用が重要。雇用を生み出すため全力で取り組む」と力を込めた。

 51歳の林氏は、5候補中最年少であることをアピール。米国のオバマ大統領(51)、英国のキャメロン首相(45)を引き合いに「世界の主要国ではわれわれの世代がリーダーとして活躍している。日本を再び世界の大国に戻していきたい」と決意を語った。