消防士、いたずら119番特定しようと…疑いの人物追跡 職務外“捜査”で停職3カ月 習志野市消防本部

習志野市消防本部
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 いたずら目的とみられる119番通報をした人物を特定するため、勝手に防犯カメラ映像を撮影させ第三者に見せたとして、習志野市消防本部は29日、警防課の男性消防司令補(47)を停職3カ月にした。

 同本部によると、同カメラがある付近は「火事が起きた」との虚偽内容の119番通報が相次ぎ、司令補は「いたずらを食い止めたかった。間違ったことはしていない」と説明。同本部は「警察に任せるべきだった。職務で知った情報を他人に漏らしており、地方公務員法の守秘義務にも違反する」として処分した。

 司令補は中央消防署勤務だった今年2月14日、119番通報で市内の店に出動した際、店の防犯カメラ映像から、いたずら通報をした疑いがある人物を推定。映像を20代部下の個人用スマートフォンで撮影させると、服装などの特徴から判断したこの人物の関係先に出向き「この人を知っているか」などと映像を見せて確認した。

 司令補が提出した詳細な出動報告書で判明。司令補は警察にも事後報告していた。虚偽通報は1~2月に6件あったが、司令補の行動後は止まったという。

 同市の広瀬義嗣消防長は「再発防止に向けて全ての職員が法令順守を徹底するよう取り組む」とのコメントを出した。


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