ユーカリが丘線爆破予告 「ゆっくり茶番劇」商標登録騒動と関連か 特許事務所が取材応じる 【急上昇ニュースのウラ】

ユーカリが丘線
ユーカリが丘線
ユーカリが丘地区を走る新交通システム「山万ユーカリが丘線」。背後にユーカリが丘駅前の超高層マンション群が見える=佐倉市ユーカリが丘
ユーカリが丘地区を走る新交通システム「山万ユーカリが丘線」。背後にユーカリが丘駅前の超高層マンション群が見える=佐倉市ユーカリが丘

 千葉県佐倉市ユーカリが丘地区を走行する新交通システム「山万ユーカリが丘線」への爆破予告事件が、動画サイトの人気ジャンル「ゆっくり茶番劇」が第三者によって商標登録された騒動と関連があるのでは、との見方がネットで広がっています。商標登録の代理人となった「海特許事務所」がユーカリが丘地区に所在し、同事務所に爆破予告が寄せられたとホームページを通じて報告したことがその理由。千葉日報は同事務所に取材し、どんな予告内容だったのか詳しく聞きました。(デジタル編集部)

 海特許事務所の古岩信嗣所長によると、爆破予告メールは16日午前4時ごろ、ユーカリが丘地区のポータルサイトの問い合わせフォームを通じて何者かが送信。同地区の開発を手掛ける不動産会社「山万」本社へと届きました。フォームの送信元アドレスの記入欄に同事務所のメールアドレスが記載されていたため、事務所に自動返信メールが届いて気付いたといいます。

 メールの内容は以下の通り。

 「私は柚葉です。山万ユーカリが丘線とスカイプラザ・モールに爆弾を複数仕掛けました。午後3時ごろに爆発します。覚悟してください。爆破に失敗した場合は焼身自殺で責任を取ります。
 この文書は海特許事務所の古岩信嗣が代理で送付しています。」

 古岩所長は山万に連絡するとともに警察に通報。同社はユーカリが丘線への爆破予告があったと公式サイトで発表し、同日午後2時からユーカリが丘線と路線バス「ユーカリが丘コミュニティバス」(こあらバス)の運行を見合わせました。

 その後、安全が確認されたため、同4時から運行を再開。同社から通報を受けた佐倉署は威力業務妨害容疑も視野に調べを進めています。

 ユーカリが丘地区にある複合施設「スカイプラザ・モール」でも、同署が施設内を点検、巡回しましたが、異常は確認されませんでした。

 同施設は商業施設などが入る4階建て。市の共同オフィス「佐倉市スマートオフィスプレイス(コラボサクラ)」や市役所出張所、市子育て世代包括支援センターといった公共施設も入ります。海特許事務所はコラボサクラに入居しています。

 古岩所長は「本当に商標が好きだったんだなと思うし、気付いてあげられなかったのは申し訳ないと思います。ただ、爆破予告のようなことをなぜするのでしょう。実際に警察も動いているし、人生がもったいない」と話しました。

 営業距離はわずか5・1キロ。全6駅を1周14分で巡るのどかなローカル鉄道が、こんな物騒な出来事に巻き込まれることは極めてまれ。どんな理由があろうと、爆破予告のようないたずらは断じて許されることではありません。


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