【続報】JR外房線で踏切事故、運転再開 軽乗用車が大破、女性1人死亡 乗客は徒歩で土気駅に…住民「危険な場所」

自動車と衝突する踏切事故で立ち往生する電車= 28日11時35分ごろ、千葉市緑区土気町
自動車と衝突する踏切事故で立ち往生する電車= 28日11時35分ごろ、千葉市緑区土気町
踏切事故の影響でJR外房線は本納―誉田間で運転を見合わせ、バスによる振替輸送が実施された=28日午後1時55分、千葉市緑区土気町のJR土気駅前
踏切事故の影響でJR外房線は本納―誉田間で運転を見合わせ、バスによる振替輸送が実施された=28日午後1時55分、千葉市緑区土気町のJR土気駅前

 28日午前10時40分ごろ、千葉市緑区土気町のJR外房線大網―土気間の踏切で、上総一ノ宮発東京行き上り快速電車(15両編成)と軽乗用車が衝突した。千葉南署によると、軽乗用車は大破しており、付近から女性1人の遺体が見つかった。同署は現場の状況から軽乗用車を運転していた可能性もあるとみて、身元の確認を急いでいる。電車の乗客約300人にけがはなかった。同線は上下線とも本納―誉田間で運転を見合わせ、午後4時25分ごろ再開した。

 JR千葉支社と千葉南署によると、現場は歩行者と幅1・3メートル以下の車のみ通行可能な踏切で、当時警報器が鳴り遮断機が下りていた。電車の運転士が踏切内で立ち往生していた車に気付き、ブレーキを掛けたが間に合わなかった。踏切の非常ボタンによる通報はなかった。軽乗用車は原型をとどめないほど壊れており、付近に部品の一部が散乱。同日午前10時35分ごろに同線千葉発上総一ノ宮行き下り電車(8両編成)が通過した時には異常はなかったという。

 同社は安全確認後、快速電車の乗客を降ろし、約800メートル離れたJR土気駅に徒歩で誘導、バスで誉田駅まで送った。この事故により上下52本が運休、上下3本が最大28分遅れ、乗客約1万2千人に影響した。

 現場近くの主婦(39)は「2歳の次男と近所の公園に向かっていたら、大きなブレーキ音が聞こえた」。近くに住むタクシー運転手の男性(74)は「事故のあった電車に乗ろうと思っていたので驚いた。(現場の踏切は)狭くて段差があり、軽乗用車でも大変危険な場所」と話し、70代男性も「この踏切の幅は狭くて怖い。徒歩で利用することはあるが、車では通らない」と指摘した。


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