多古で鳥インフル、115万羽殺処分へ  県内7例目、森田知事「緊急事態」 処分累計、県内産卵鶏3割に

県内今季7例目となる鳥インフルエンザで、養鶏場での殺処分に向けて準備を進める県職員=7日、多古町(県提供)
県内今季7例目となる鳥インフルエンザで、養鶏場での殺処分に向けて準備を進める県職員=7日、多古町(県提供)
県内今季7例目の鳥インフルエンザ発生を受け開かれた対策本部会議。森田知事(中央)は「まさに緊急事態」と危機感をあらわにした=7日、県庁
県内今季7例目の鳥インフルエンザ発生を受け開かれた対策本部会議。森田知事(中央)は「まさに緊急事態」と危機感をあらわにした=7日、県庁

 千葉県は7日、多古町の養鶏場で高病原性の疑いがある鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が確認されたと発表した。県内での発生は今季7例目。養鶏場で飼育する採卵鶏約115万羽が殺処分対象となり、今季の累計殺処分数は県内採卵鶏の3割に拡大。同日開かれた対策本部会議で、本部長の森田健作知事は「鳥インフルが短期間で続発している。まさに緊急事態」と強調し、封じ込めへ全庁を挙げて取り組むよう指示した。

 同会議では、自衛隊へ災害派遣要請し、養鶏場での殺処分に向けた準備を進めていることを確認。県内では今月に入り、匝瑳、旭市の養鶏場で相次ぎ鳥インフルエンザが発生しており、県は今後、多古町を含めた3養鶏場について並行して殺処分を進める。

 県によると、6日に養鶏場から、鶏舎6棟のうち1棟のケージ内で、10羽中6羽が死亡しているのが見つかったと通報があった。県の簡易検査で陽性が確認され、7日未明に遺伝子検査で陽性が確定した。

 県は、養鶏場から半径3キロ以内を鶏や卵の移動を原則禁止にする「移動制限区域」に、3~10キロ以内を持ち出しや持ち込みを禁止する「搬出制限区域」に設定した。

 県内では、いすみ市の大規模養鶏場で今季1、2例目が発生し、2カ所で100万羽を超す殺処分が行われた。その後も匝瑳、旭市で発生が相次ぎ、県内採卵鶏約1243万5千羽のうちおよそ3割となる約400万羽が殺処分される見通しとなった。


  • LINEで送る