暴風、帰宅時間を直撃 交通網混乱、負傷者相次ぐ

強風で傘が飛ばされそうになる歩行者も=3日午後5時すぎ、千葉市中央区
強風で傘が飛ばされそうになる歩行者も=3日午後5時すぎ、千葉市中央区

 急速に発達した低気圧の通過に伴い県内は3日、強風にあおられ転倒するなど、高齢者を中心に重軽傷者が続出した。暴風のピークは夕~夜間の帰宅時間帯を直撃し、陸、海、空の交通網は混乱。早めの帰宅指示を出す企業が相次いだほか、JR各駅は運転再開を待つ会社員らであふれかえった。君津や佐倉市では停電する世帯も出た。

 銚子地方気象台によると、同日午前から県内全域で暴風波浪警報が出され、千葉市で最大瞬間風速34・7メートル、香取市では観測史上最大の32・4メートルを記録。台風並みの激しい風が吹き荒れた。(午後8時時点)

 県防災危機管理課と各地の消防によると、睦沢町上之郷では同日午前10時10分ごろ、自転車を引いて歩いていた同市の女性(87)が風にあおられて転倒、左足骨折の重傷を負った。

 長生村でも自転車で帰宅途中の女性(42)が頭を電柱に打ったほか、市川市では徒歩の男性(76)と自転車の女性(68)が転び頭や顔を負傷、午後9時時点で少なくとも計13人が重軽傷を負った。

 県内の交通網は相次いでストップ。JR千葉支社によると、京葉線は午後2時45分から上下線で運転見合わせ。総武線、成田線、総武本線、内房線、外房線、久留里線などでも運休が相次いだ。


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