無理心中図ろうと3歳女児殺害 母が起訴内容認める 千葉地裁で初公判

 館山市内の空き家で昨年10月、心中を図ろうと当時3歳だった次女の首を絞め窒息死させたとして、殺人の罪に問われた無職、宮下(旧姓羽山)有布子被告=君津市=の裁判員裁判の初公判が24日、千葉地裁(平塚浩司裁判長)で開かれ、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、元夫(52)=殺人罪で懲役9年判決確定=と共謀し、昨年10月1日午前1時~同40分ごろ、以前住んでいた館山市内の空き家で、次女の有依ちゃんの首を両手で絞め、鼻や口を手でふさぐなどして窒息死させたとされる。

 冒頭陳述で検察側は元夫の失職や借金返済で生活が困窮し、家族3人で心中を図ったと指摘。元夫が有依ちゃんの首を絞めた際、両手足を押さえるなど抵抗できない状態にしたとして、関与は「消極的ではない」と批判した。

 弁護側は元夫から一家心中の提案があり、意見をした際に暴力を受けた経験があったことから「夫に従わざるを得ない生活を送っていた」と主張。軽度の知的障害があり「生活苦を解決する方法が頭に浮かんでも実行には移せなかった」などと情状酌量を求めた。


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