「放射線不安」転校相次ぐ 柏、流山、我孫子で100人 震災影響、園児68人も

  • LINEで送る

 福島第1原発事故による“ホットスポット問題”に揺れる東葛地域で、県外などに転校する小中学生が相次いでいる。柏、流山、我孫子市では、市教委が把握しただけでも計約100人が「放射線への不安」を理由に転出した。流山市では転出生の数が転入生を大きく上回る異例の事態に。新年度を迎える学校現場だが、震災から1年を過ぎてもその波紋はなお広がりを見せている。

 柏市教委によると、本年度に市外へ転校した小中学生は482人(1月末時点)。このうち「放射線への不安」を理由に挙げたのは小学生を中心に78人(約16%)に上った。

 保護者の話などから把握できたもので、転校先は大阪府、熊本県、沖縄県、北海道など原発からより遠く離れた地域に多い。市内の33の私立幼稚園でも、1月末までに園児68人が震災の影響で退園した。

 流山市では本年度、市内23小中学校で転出176人に対し、転入130人(2月末時点)。差し引きで46人もの児童生徒が減った。