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木更津市議殺害 娘婿、追い詰められ 起訴内容認める 千葉地裁

石川祥一被告
石川祥一被告
石川哲久さん
石川哲久さん

 木更津市のマンションで昨年3月、市議の石川哲久さん=当時(71)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われた娘婿で無職、祥一被告(45)=岡山市北区=の裁判員裁判の初公判が23日、千葉地裁(平塚浩司裁判長)で開かれた。祥一被告は「間違いありません。このたびは誠に申し訳ありませんでした」と起訴内容を認めた。

 冒頭陳述で検察側は、哲久さんから後継者として議員になるよう誘われ、会社を辞めて哲久さんの養子となったが「思い通りにいかずいら立っていた」と指摘。妻から離婚の申し出があり「哲久さんらから平穏な生活を奪われたと不満を募らせる中で事件を起こした」と述べた。

 検察側は事件の2日前に実家のある岡山県で包丁やハンマーなど多数の凶器を購入し、哲久さんが1人になった際に殺害したとされる点にも触れ「犯行態様は悪質」とした。

 弁護側は政治活動のストレスが大きく、出馬を巡る口論の後に妻と別居した経緯を説明。離婚調停を起こされ「うつ病が悪化し、客観的に相手のことを考えるのが難しくなっていた」と情状酌量を求めた。

 包丁などの購入について「刺したりすることを想定しておらず、(哲久さんに)いかに追い詰められ真剣か分かってもらうためだった」と説明。哲久さんに凶器を奪われそうになり「無我夢中で攻撃したら傷つけてしまい、やがて動かなくなった」と訴えた。

 起訴状によると、昨年3月9日午後7時20分~同8時50分ごろ、木更津市中央2のマンションの哲久さん方に無施錠の玄関ドアから侵入し、玄関前通路付近で哲久さんの頭部をハンマーで多数回殴ったり胸部を包丁で多数回刺すなどして殺害したとされる。


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