館山女児殺害 父に懲役9年判決 千葉地裁「非情で残酷な犯行」

 館山市内の空き家で次女=当時(3)=の首を絞め窒息死させたとして、殺人の罪に問われた無職、羽山和宏被告(52)=君津市=の裁判員裁判の判決公判が21日、千葉地裁で開かれ、平塚浩司裁判長は「強固な殺意に基づく非情で残酷な犯行」として懲役9年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。

 平塚裁判長は判決理由で、次女の有依ちゃんの首を繰り返し強く絞め「心臓の鼓動が弱くなったと認識してから口と鼻を押さえてとどめを刺した」と指摘。被告が生活苦から無理心中を図ったと主張する動機について「困窮したのは安易に借り入れを繰り返し、無計画に欠勤して収入がなくなったのが原因」と述べた。

 弁護側は心中以外の選択肢を考えられない精神状態だったとして、懲役4年の判決が妥当と訴えていた。

 判決などによると、妻の有布子被告(41)=同罪で起訴=と共謀し、昨年10月1日午前1時~同40分ごろ、以前に住んでいた館山市内の空き家で、有依ちゃんの首を両手で絞め、鼻や口を手でふさぐなどして窒息死させた。


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