2020夏季千葉県高等学校野球大会

陸自オスプレイ、木更津到着 悪天候で2度延期 暫定配備「5年以内」

陸自木更津駐屯地に着陸したオスプレイ=10日、木更津市
陸自木更津駐屯地に着陸したオスプレイ=10日、木更津市
陸上自衛隊木更津駐屯地に到着した輸送機オスプレイ=10日午後4時21分、木更津市(共同通信社ヘリから)
陸上自衛隊木更津駐屯地に到着した輸送機オスプレイ=10日午後4時21分、木更津市(共同通信社ヘリから)

 陸上自衛隊が初めて導入する輸送機オスプレイの1機目が10日、暫定配備先の陸自木更津駐屯地(木更津市)に到着した。最終的には佐賀空港(佐賀市)を拠点とする計画だが、地元との調整は難航したまま。「5年以内」をめどとする配備が、先行き不透明なまま始まった。

 陸自オスプレイは南西諸島の防衛強化を目的に17機まで増やす計画。最初の2機が5月、米国から船で米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着。当初6日に木更津に配備の予定だったが、悪天候のため2度延期。2機目の配備日程も調整中。

 10日午後2時10分、岩国基地を飛び立った「日の丸オスプレイ」は、約2時間後の同4時すぎに木更津駐屯地上空に現れ、北から南に向かって着陸した。滑走路上では自衛隊員が整列して出迎え、渡辺芳邦市長をはじめ、地元区長、漁協関係者らも駐屯地内で配備を確認した。

 オスプレイは3月に駐屯地内に発足した「輸送航空隊」が運用し、離島防衛の専門部隊「水陸機動団」(長崎県佐世保市)の搬送などを担う。配備後の機体は点検作業を経て、8月以降に飛行訓練を開始する見通し。住民に配慮し、当面は飛行範囲を駐屯地内に限定し、段階的に広げる。

 昨年12月、木更津市は「配備開始から5年以内を目標」に暫定配備を受け入れた。配備を見届けた後、会見した渡辺市長は「市民の安全・安心を第一に考え、暫定配備の推移を注視しながら必要に応じて適切に対処し、市民の負担軽減に全力で取り組む」と語った。

 今後、開発段階から事故が相次いだ安全性への不安や騒音などの問題を抱えることになる。佐賀では今も地元との調整がつかず、用地買収も進んでいない。期限の5年後、どうなるのか視界不良の状態にある。


  • LINEで送る