佐倉署巡査長を書類送検 証拠隠滅の疑い 当て逃げ事件の遺留品廃棄

 当て逃げ事件の遺留品を捨て、虚偽の内容を記載した捜査報告書を提出したとして、千葉県警は29日、証拠隠滅と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで佐倉署地域課の男性巡査長(38)を書類送検し、減給100分の10(1カ月)の懲戒処分にした。巡査長は同日付で依願退職した。

 書類送検容疑は2月12日夕方、八街市内で発生した当て逃げ事件の現場で、遺留品の車のエンブレムを被害者から受け取ったにもかかわらず、適正な手続きを怠り、同日夜に八街幹部交番のごみ集積所に廃棄。翌13日、「証拠品無し」などと虚偽の内容を記載した捜査報告書を同署交通課に提出した疑い。

 県警監察官室によると、被害者から同署に「エンブレムのない車を見つけた。エンブレムは警察官に渡している」と通報があり、記録を調べるなどした結果、問題が発覚。巡査長は「交通課へ報告し、処理に時間がかかるのが嫌だった」などと説明している。

 県警は29日、逃走した車を運転していた酒々井町の30代男性についても、道交法違反容疑で書類送検。山崎賢二首席監察官は「誠に遺憾で深くおわびする。指導・教養を再徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。


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