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新型コロナウイルス情報

学校再開へ警戒強化 千葉県警、通学路で見守り 千葉市で分散登校スタート

千葉市立学校の分散登校日に通学する児童。千葉中央署の警察官が見守りを行った=25日午前、千葉市中央区
千葉市立学校の分散登校日に通学する児童。千葉中央署の警察官が見守りを行った=25日午前、千葉市中央区

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除の見通しとなった25日、千葉県警は学校再開を見据えた通学路の警戒強化に乗り出した。千葉市内では6月からの授業再開を前に市立学校の分散登校が行われ、新宿小学校(同市中央区)の周辺では「早く学校に来て、友達に会いたかった」と久しぶりに通学路を歩く児童たちを千葉中央署の警察官が見守っていた。

 宣言解除後に外出する機会が増え交通量の増加が予想されることから、県警は県内全域で学校再開後の通学路での見守りを強化。再開から10日間程、各署で通学路の街頭監視を行い、パトカーや白バイなどで警戒する。地域ボランティアとも連携し、通学に不慣れな新1年生の見守りにも力を入れる。同署は管内19小学校周辺での見守り活動を始め、新宿小周辺では交通量の多い道路の横断歩道などで児童に目を配った。

 分散登校の影響で通常の登校時よりも児童の姿は少なかったものの、署員約60人を投入。通常通りの登校が始まる6月8日の週まで実施する予定。同署の大竹秀和交通課長は、現在の交通量について「外出自粛の要請が出された当初よりも増え、通常時に戻りつつある。事故も増加している」と説明。「子どもたちは久しぶりの登校でまだ通学に慣れていない。今後も安全確保に努めたい」と語った。
 
◆「授業遅れ心配」保護者懸念

 新宿小に分散登校した児童からは久々の学校に喜びの声が上がった一方、「授業の遅れをどう埋めるのかが心配」と長期化した休校の影響を懸念する保護者もいた。

 分散登校は感染防止のため、学年ごとに登校時間を午前と午後に設定し、各学級を2グループに分けて実施。児童は今週中に2日間をめどに登校し、生活や課題指導を受ける。

 母親と登校していた3年の男児は「休校中は退屈だった。みんなで勉強するのが楽しみ」。母親(38)は、これまで感染防止策として臨時登校時の出席を控えさせていたと説明し「千葉市で感染者ゼロが続いているので登校させた。家での自習で他の子と差が出ていないか不安だ」と語った。

 新入生の女児は「緊張している。保育園からの友達と会いたい」と笑顔。母親(38)は「2カ月遅れた分、授業や課題が大変そう。行事も減るだろうし残念」と話した。


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