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<野田女児虐待死>懲役16年判決の父親が控訴

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が昨年1月、自宅浴室で死亡した虐待事件で、傷害致死などの罪に問われた父親、勇一郎被告(42)が1日までに、無罪主張の暴行を含めた全ての罪を認定した上で懲役16年(求刑懲役18年)とした一審千葉地裁判決を不服として控訴した。控訴は3月31日付。

 公判では犯行に至る経緯や状況が争点となり、検察側と弁護側が日常的な虐待の有無を巡って激しく応酬した。地裁は心愛さんの生前の訴えや証人らの証言などを基に、起訴分だけでも虐待が約1年2カ月にわたり続き、一連の行為が「人格と尊厳をも全否定するものだった」として懲役16年を言い渡していた。

 被告人質問で証人らの証言とずれがある説明を繰り返し、最終陳述では「しっかり罪と向き合い、必死に償う」とした勇一郎被告。判決言い渡し後には悔しさの表れか、唇をかむ様子もあり、4月2日の控訴期限までに控訴するかどうかが注目されていた。

 判決によると、いずれも自宅で、2017年11月に心愛さんの頭を手で殴打。18年7月に排せつ物を持たせて写真撮影し、同年末から19年1月初めにかけては胸骨骨折などのけがを負わせた。また、同月5日ごろに浴室や脱衣所で立たせ続け、22~24日には食事を与えず、シャワーで冷水を浴びせ、飢餓や強いストレス状態にさせて死亡させるなどした。


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