新型コロナウイルス情報

終息見えず保育士疲弊 「どれだけ対処すれば」 消毒液不足し不安 感染相次ぐ市川 新型コロナ

園児が使うおもちゃを丁寧に消毒する保育士=市川市
園児が使うおもちゃを丁寧に消毒する保育士=市川市

 新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、市川市内の保育園で職員が疲弊している。市内では小規模な集団感染(クラスター)が発生しているとされ、消毒液が不足している施設もある。市は消毒液を配布しているが、現場で子どもたちの世話をする保育士からは不安の声が漏れる。

 「消毒液が足りていない。いつまでこの状態が続くのか…」。同市の私立認可保育園「すえひろ保育園」の石井益美園長(52)は不安を口にした。

 市内では通所介護事業所の利用者や保育士ら複数のコロナウイルス感染者が相次いで確認されている。小学校や中学校などが一斉休校している中、保育園は開所し子どもたちを受け入れ続けている。

 同園では感染防止のため、子どもたちが使うおもちゃを一つ一つ丁寧に消毒。保育士や保護者が入室する際にもアルコール消毒を行い、ドアノブなどの消毒も徹底している。消毒液が不足し、近くの老人ホームから譲り受けるなどしてやりくりしているという。

 石井園長は「ウイルスは見えないのでどれだけ対処すればいいのか分からない点もある。子どもたちの昼寝の時間を見つけて消毒している」と説明した。

 こうした状況の中、市は24日、保育施設などを対象に消毒液を配布。水拭きしテーブルやドアノブなど手指が触れる機会が多い場所の消毒・除菌に効果があるという。事前予約制で配布され、ポリタンクに入れた消毒液を保育士らが持参したボトルに詰め替えていた。

 「ししの子保育園市川」の男性保育士(34)は「普段の2~4倍は消毒液を使っている。どこの店を探しても消毒液が手に入らないので助かる。ただ、どこまでやるべきなのか分からない」と話した。


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