東金・九十九里 波乗りマラソン中止 感染拡大で苦渋の決断 【新型肺炎 影響各地に】

「2020東金・九十九里波乗りハーフマラソン」の中止を告知するホームページ
「2020東金・九十九里波乗りハーフマラソン」の中止を告知するホームページ

 24日に初めて開催する予定だった「2020東金・九十九里波乗りハーフマラソン」について、実行委員会(委員長・鹿間陸郎東金市長)は18日、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大に伴い、中止を決定した。同マラソンは太平洋を臨む「波乗り道路」など東金市と九十九里町の有料道路をコースに組み込んでおり、鹿間委員長は「東金・九十九里を全国に知ってもらう好機だった。苦渋の決断。断腸の思い」とコメントした。

 同マラソンは東京五輪前に地域のスポーツ機運を盛り上げようと、両市町が企画した。市内の「東金アリーナ」を発着点に、九十九里浜沿いにあり「波乗り道路」の愛称で知られる同町の「九十九里有料道路」や両市町を結ぶ「東金九十九里有料道路」などを走れるハーフマラソンと3キロのペアコースを設定し、千葉真子さんをゲストランナーに招待。ハーフに2964人、ペアには300組がエントリーし、スタッフも約600人が参加予定だった。

 実行委事務局は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、17日夕から18日朝にかけ臨時協議を実施。東京マラソンの一般参加中止など他のイベントの動向を踏まえた上で「あらゆる回避手段を講じてもなお、リスク管理が極めて厳しい状況にある」として大会中止を決めた。前日の23日に開催予定だった陸上教室も中止する。

 同事務局は18日、参加者にメールで周知。関係地区には防災行政無線や回覧板で知らせる。参加料(ハーフ5千円、ペア3千円)の返金は今後協議する。

 鹿間委員長は「感染経路がつかめず絶対のリスク管理ができない。感染者が出たらと考えると開催は厳しかった」と中止の理由を説明。発着点で東金名物「家康鷹狩り鍋」の配布を予定していた「東金黒豆みそ鍋の会」の永井清代表(69)は「全都道府県から参加者が集まると聞いて楽しみにしていたが賢明な判断。来年の開催があるなら今回の分も含めておもてなしをしたい」と話した。


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