女児7人にわいせつ行為 元千葉市教諭に懲役14年 千葉地裁

 教え子だった複数の女児にわいせつな行為をしたなどとして、強制性交や強制わいせつなどの罪に問われた元千葉市立小学校教諭の男(36)=懲戒免職=の判決公判が23日、千葉地裁であり、前田巌裁判長は懲役14年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。
 
 判決によると、2013年1月~18年7月、勤務していた小学校2校で、担任だった学級の6~12歳の女児7人に対し、下半身を触るなど計15回わいせつな行為をした。そのうち3回分は強制性交罪を認定。5人に対する計11回ではわいせつな動画を撮影しており、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪も認められた。
 
 判決理由で前田裁判長は、教諭である被告への畏怖や信頼を利用し、指導と称して空き教室などで犯行に及んでいたと指摘し「児童の年齢、性格などに応じて巧みに事を運び、意のままに従わせた」と非難。犯行のわいせつ性などの度合いが強度として「卑劣かつ醜悪極まりない」と指弾した。
 
 被害を受けた女児について「成長に悪影響が及ぼされ続けている」と言及し、「義務教育の場である小学校で起きた事件として、社会や地域に与えた衝撃も大きい」と加えた。
 
 被告が起訴内容をおおむね認めていた一方で、前田裁判長は「客観的に裏付けられている犯行のみを認め、それ以外は責任を回避しようとする姿勢が見られる」とした。
 
 判決を受け千葉市教委の磯野和美教育長は「再発防止策を講じるとともに、公務員倫理の保持など職員の意識改革に全力を傾け、信頼回復に努める」とコメントした。


  • LINEで送る