不法投棄監視にドローン活用 柏市が千葉県内初

柏市消防局によるドローンの試験飛行の様子
柏市消防局によるドローンの試験飛行の様子

 柏市は来年1月から、産業廃棄物の不法投棄監視に無人航空機(ドローン)を活用する。地上からの確認が困難な場所で有用なほか、民間ヘリコプターでの調査に比べ即応性や経費削減が見込めるという。ドローンによるパトロールは千葉県内初。

 市消防局が本年度導入した2台のうち、10月に運用開始したズームレンズ付きのドローン(縦横約60センチ、約33万円)を利用する。

 消防職員が操縦を担当。市環境部職員が上空から、産廃や建設残土の不法投棄などがないかを監視。早期に発見・指導することで不法投棄の発生や拡大を防止する効果を狙う。

 市はこれまで約200万円の費用を掛け民間のヘリによるパトロールを実施。2015、16年度に許可を超える産廃の堆積物や、ごみと疑われる建設廃材など20件の不適正案件を確認した。

 ドローンはヘリに比べ、事案に即応し調査地点を重点的に調査できるのが利点。半径3~4キロ以内を20分程度飛行できる。来年1~3月に高い塀で囲われた場所や山林内の事業所など10カ所程度を調査予定。

 市消防局では水難事故の捜索で活用。火災現場の消火活動での利用も見込んでいる。


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