全市町村で採火 市原に集火、千葉市内走る パラ千葉県聖火リレー

 来年夏の東京パラリンピック聖火リレーで、千葉県は22日、本県部分の実施概要を公表した。県全体でパラを盛り上げるべく、54市町村すべてで採火式を実施。起こした火を1カ所に集めて「千葉県の聖火」とし、本県実施の4競技を受け持つ千葉市内を来年8月19日にリレーする。県は12月からランナー29人を公募。ルートの詳細は今後、大会組織委員会などと詰める。

 パラ聖火リレーでは、47都道府県それぞれで(1)採火式(2)集火式(3)出立式-などで構成するセレモニー「聖火フェスティバル」を開催。競技開催4都県のみ、リレーも開催する。

 本県では全市町村がそれぞれで採火式を企画。特別支援学校の生徒が火を起こす、貝塚で子どもたちが縄文時代の方法で火を起こすなどのアイデアが上がっているという。

 各市町村の火は、ランタンで市原スポレクパーク(市原市)に集める「集火式」を経て千葉市内に移動。リレーは同市内で開催する。ルートは5区間(計8キロ程度)で詳細は未確定だが、男女共同参画や障害者福祉を象徴する市ハーモニープラザ、パラスポーツの会場に使われている千葉ポートアリーナなどを通過する構想という。ゴール地点では聖火を東京へ送り出す「出立式」を実施する。

 ランナーには「通常枠」と「団体枠」を設ける。通常枠はその日初めて会う3人が1組となって走り、団体枠はこれまで一緒に活動してきた最大9人のグループで走る。1組200メートル程度。

 県に振り分けられた通常枠29人分は公募で選考し、団体枠は県が独自に選ぶ。公募には障害があってもなくても応募でき、他薦も可。具体的な選考方法は検討中という。募集期間は12月16日から来年2月15日まで。スポンサー企業による募集もある。

 森田健作知事は「子どもたちや高齢者、障害のある人や外国人など、多くの方々に参画していただけるよう、しっかり準備する」とコメントした。

 来年8月13~21日に各都道府県でフェスティバルを行い、うち18~21日が千葉など開催4都県での実施日。47都道府県の火を集め、同25日までの4日間、都内で改めてリレーするという。

 県内4競技は千葉市美浜区の幕張メッセで行う。

◆「心に残る体験に」千葉市長

 来年のパラ聖火リレーの実施概要が発表されたことを受け、千葉市の熊谷俊人市長は「千葉市は市の採火と聖火リレー、出立式が行われることとされた。共生社会への願いのこもった聖火リレーに多くの市民が参加できて心に残る体験になるよう、県をはじめとする関係機関とともに協力していく」とコメントした。


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