台風被災千葉県民、大雨警戒を 18日以降 土砂災害備えも

週末の悪天候に備え、ブルーシートを張り直す住民=16日午後3時ごろ、富津市竹岡
週末の悪天候に備え、ブルーシートを張り直す住民=16日午後3時ごろ、富津市竹岡

 気象庁は16日、低気圧や前線の影響で18日から19日にかけて、東北や東日本で大雨になる可能性があり、台風19号の被害が大きかった地域では少しの雨で洪水や土砂災害の危険性が高まるとして、警戒を呼び掛けた。県内でも雨が降る恐れがあり、9月の台風15号で被災した千葉県民は「これ以上被害を大きくしたくない」と、週末の悪天候に備えて自宅などの修復作業に追われていた。

 気象庁によると、18日以降、本州付近に北上する前線上に低気圧が発生し、北東に進む見込み。東北や東日本では、まとまった量の雨が予想されており、低気圧の発達の規模が大きくなれば、大雨になるとみられる。

 銚子地方気象台によると、県内でも18日から降雨となる可能性がある。台風15号、19号で被害を受けた建物などへのブルーシートによる補修強化のほか、土砂災害などへの警戒が必要だという。

 富津市竹岡地区では16日、週末の悪天候予報を受けて、住民らがブルーシートを張り直す作業に汗を流していた。

 下田東さん(77)の自宅は台風15号で被害を受け、自衛隊の協力で屋根を修復したという。ただ、19号でブルーシートが吹き飛び、娘のなぎささん(52)は「自衛隊がまた修復作業に来てくれるというが、いつになるのかは決まっていない」と説明した。

 1階の屋根部分を修復する父親の姿に、なぎささんは「作業中に落ちた人もいるので心配。でも、業者を待っているのもつらいし…」と声を落とす。

 鈴木信法さん(70)の自宅も、屋根が一部損壊した。鈴木さんは「もともと建設業に携わっていたので、修理業者が来ないなら自分でやったほうがいい」と修復作業に当たり「雨が降ってこれ以上被害を大きくしたくない。早く家を修理しないと」と話した。

 酒造会社の和蔵酒造でも台風15号で屋根瓦が飛び、雨漏り被害があった。従業員約15人でブルーシートを張ったが、19号でシートが飛ばされ同社の池田理恵さん(59)は「またみんなでやり直さないと。今週末にまた天気が崩れるのが心配」とため息をついた。


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