【台風19号】住民恐怖、市原で「竜巻」被害 車横転、男性死亡 避難所ガラス飛び散り「家はめちゃめちゃ」

横転した軽自動車。運転席にいた男性は救出されたが、その後死亡が確認された=12日午前9時55分ごろ、市原市下野
横転した軽自動車。運転席にいた男性は救出されたが、その後死亡が確認された=12日午前9時55分ごろ、市原市下野
壊れた住宅のほか、ひっくり返った車もあった=12日午前9時55分ごろ、市原市永吉付近
壊れた住宅のほか、ひっくり返った車もあった=12日午前9時55分ごろ、市原市永吉付近

 台風19号が接近中の12日朝、竜巻とみられる突風が襲った市原市の下野・永吉地区では住宅や電柱が多数倒壊しただけでなく、横転した車内にいた男性1人の死亡が確認された。

 市消防などによると、同日午前9時25分ごろ、同市下野で、横転した軽乗用車内の運転席に、意識不明状態の男性がいるのを出動した消防隊が見つけた。男性は50代とみられ、搬送先で死亡が確認された。

 同市永吉の倒壊した住宅からは10代未満の子ども3人を含む男女5人が救出された。5人はいずれも軽傷。現場では倒壊した家屋の脇を通り抜けて、避難してくる住民の姿もあった。

 市立市津公民館(同市下野)も被害を受けた。同公民館は11日午後1時から台風19号の早期開設避難所となっていたが、被災で閉鎖。避難していた住民7人は他の避難施設へ移送した。

 同公民館の畑島信雄館長(63)は「体育室にいたら、外が暗くなり、ゴーっというものすごい音がしたと同時に停電になり、体育室の窓ガラスが割れて床に飛び散った。近くの男性が顔や腕から出血した状態で公民館に来たので、救急車を呼んだ」と直後の様子を説明した。

 同市永吉のパート女性(42)は「午前8時すぎに強風が吹き、ガタガタとガラスが揺れ始めた。停電になり、バリバリと窓ガラスが割れ、家の中がめちゃめちゃで住めない。屋根瓦も飛び怖かった。家族4人で市内の親戚の家に行く」と憔悴(しょうすい)した様子で話した。


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