無料洗濯機20台 被災長引く市民に 山武市の公民館 【台風15号 官民復旧後押し】

数日ぶりの洗濯機に多くの住民が足を運んだ=19日午後3時15分ごろ、山武市
数日ぶりの洗濯機に多くの住民が足を運んだ=19日午後3時15分ごろ、山武市

 被災者に役立ててもらおうと、山武市は、停電や断水が続いている埴谷地区の公民館「さんぶの森中央会館」に無料で使える洗濯機を20台用意した。住民は長引く被災生活でたまった洗濯物を次々に投入し、ほっとしたような表情を見せていた。

 洗濯機は市が国に要請し支給された新品。同地区などの山間部は停電や断水が続いており、洗濯機を回せない家庭も多いという。施設を管理する市教委さんぶの森公園管理事務所の嘉瀬多市所長は「私たちも被災者なので水や電気に困っている状況はわかる。少しでも生活にゆとりをもってもらえたら」と話す。18日夕方に設置し、同日は午後10時までに20人が利用。19日は早朝の通勤時間前など午前中だけで50人以上が訪れた。

 東京電力の発表で約200軒が停電している椎崎地区の無職男性(78)は3日分の洗濯物を持参。「風呂にも入れない大変な生活が続いているが、洗濯の問題が解消するだけでもうれしい」と笑顔を見せた。午前6時~午後10時。洗剤などは各自で用意。問い合わせは市消防防災課(電話)0475(80)1116。


  • LINEで送る