白票操作の職員停職 確定急ぎ「とっさに」 千葉市議選

 今年4月の千葉市議選の開票作業で集計責任者の職員が白票の数を操作した問題で、同市稲毛区選挙管理委員会は28日、同区選管の男性主査(49)を停職1カ月の懲戒処分にした。

 同区選管は「男性主査は正常な判断ができず、勘違いで行った」として、公選法違反容疑での告発を見送った。同区選管はこのほか、監督責任として男性事務局長(60)を減給にするなど3人を処分した。

 同区選管によると、4月7日に行われた市議選稲毛区選挙区の開票事務では、投票総数が投票者数を上回ったため再集計したところ、得票を8票多くカウントするなどの誤りが判明した。男性主査は修正作業が行われたにもかかわらず、未処理と誤解、無効投票のうち白票を8票少なくして帳尻合わせして、誤った選挙結果を確定させた。

 聞き取り調査に男性主査は「早く結果を出さなければと思った。とっさにやってしまった」などと弁明。票の確認作業は複数人で行うことになっていたが、他の職員の経験が浅く、選挙事務に通算8年以上携わる男性主査1人に任せていたという。

 同区選管は、ダブルチェック体制を徹底し計数機の指さし確認を行うなど、来月21日投開票の参院選に向け再発防止を図るとした。

 同市の熊谷俊人市長は「市民の信頼を損ねおわび申し上げる。参院選での適正な事務の執行に努める」とのコメントを出した。


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