「買い物袋奪われた」サル目撃相次ぐ 市原、千葉市など注意喚起 

市原市能満で目撃された雄のニホンザル=26日(同市提供)
市原市能満で目撃された雄のニホンザル=26日(同市提供)

 市原や袖ケ浦、千葉市の市街地でニホンザルの目撃が相次いでいる。市原市では先月からこれまでに約50件の通報が寄せられ、中には「買い物袋を奪われた」との被害も。27日には千葉市内でも確認され、同じ個体ならば数十キロを北上したことになる。けが人は確認されていないが、各自治体は「見つけても刺激しないで」と注意を呼び掛けている。

 市原市農林業振興課などによると、5月17日の同市牛久地区から、姉崎地区など人口の多い市街地で目撃情報が相次いだ。同地区では今月13日、住民がコンビニ店の買い物袋を奪われ、おにぎりを取られた。

 市民などからの目撃情報は一時期を除いてほぼ連日。26日には山倉ダム北側に出没。同日、パトロールをしていた職員が同市能満の墓地近くで雄のニホンザルを見つけた。「捕獲しようとしたが、木に登って逃げられた」という。1カ月以上に及ぶ目撃は市内では初めてという。

 その後、サルは千葉市境に出現。同市環境保全課によると、26日に中央区南生実町で目撃され、27日には同区仁戸名町、若葉区加曽利町にも出没した。

 この間、袖ケ浦市内でも多数の目撃があり、5月31日には隣接する木更津市の三井アウトレットパーク木更津近くからも情報が寄せられた。

 千葉市の担当者は、袖ケ浦方面から来たサル1匹が市原を経由して千葉市に入ってきた可能性を指摘。「南房総に生息する野生の雄サルが猿山のボス争いに敗れるなどして群れを離れた可能性がある」という。

 市原市では、サルに遭遇した場合の注意点を情報配信メールで市民に知らせ、学校にも注意喚起。千葉市は「見つけても刺激せず、市か警察に通報を」と呼び掛けている。


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