部員の松葉づえ投げる 流経柏高サッカー部監督処分

 高校サッカーの強豪として知られる流通経大柏高校(柏市)サッカー部の本田裕一郎監督(72)が、5月に負傷した部員の松葉づえを取り上げて投げる行為をしていたことが21日、同校への取材で分かった。同校を運営する学校法人は監督をけん責の懲戒処分とし、学校も監督本人の申し入れを受け謹慎とした。

 同校によると、5月6日の練習で2年生の部員が右足首にけがをし、監督は部のかかりつけ病院で治療を受けるよう指示。翌日は病院が休みで部員は整骨院に行き、同8日に松葉づえをついて練習場を訪れた。監督は病院でレントゲン撮影などを受けなかったことに腹を立て、松葉づえ2本を投げたという。部員にけがはなかった。

 監督は聞き取りに「かっとなってやってしまった。行きすぎた行為だった」と反省しているといい、既に指導を再開している。

 外部からの指摘があり、同14日に学校が監督に確認して分かった。監督は全部員に謝罪し、同16日付でけん責の処分を受けた。同校の赤城政広教頭は「体罰と受け止められても仕方がない。許されることではない」と話している。

 本田監督は2001年4月に就任。サッカー部は07年度に全国高校選手権で、08年度と17年度に全国高校総体で優勝した。本年度限りでの退任が決まっている。


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