高速バス、バックで逆走 京急、分岐点通過後30メートル戻る 木更津JCT

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 首都圏を中心に中長距離バスなどを運行する「京浜急行バス」(東京都港区)の高速バスが木更津市犬成の木更津ジャンクション(JCT)の分岐点を誤って通過し、バックで逆走して戻っていたことが18日、千葉日報社の取材で分かった。京浜急行バスは「大きな事故を起こしかねないものだった」と事実関係を認め、バスの男性運転手(54)から詳しい状況を聞き処分を検討するという。

 同社によると、バスは館山駅前発横浜駅行き。11日午後6時20分ごろ、木更津JCTでアクアライン方面に進むべきところを京葉道路方面に進行。運転手は約30メートル進んでから間違えに気付き、一時停止した後にバックで引き返してアクアライン方面に向かった。

 バスには17人の乗客がおり、翌12日に乗客の一人が同社に指摘した。運転手は聞き取りに対し「勘違いして通り過ぎた。30メートルだったので安易に考えて戻ってしまった」と話しているという。同社では進路を誤った場合、所属する営業所に連絡し指示を求める規定になっているという。

 運転手の同社での運転経験は5年半で、勤務態度などに問題はなかったという。営業として同ルートを運転するのは初めてだった。現在はバス運行に携わっていないという。

 同社は事案発生を受けて国土交通省神奈川運輸支局に報告し、全13営業所に交通ルール徹底の注意喚起の通知を行った。担当者は「大変申し訳ないと思っている。社内の周知徹底を行い再発防止に努める」とコメントした。

 千葉県警高速隊によると、高速道路上でバック走行することは、横断や転回、後退を禁止する道交法に抵触する可能性があるという。