高校生、痴漢警戒呼び掛け 千葉県警とキャンペーン

痴漢などの被害防止へ注意を呼び掛ける千葉北署員と千葉経済大学付属高校の生徒=11日、千葉市稲毛区
痴漢などの被害防止へ注意を呼び掛ける千葉北署員と千葉経済大学付属高校の生徒=11日、千葉市稲毛区

 千葉県警が認知した痴漢やつきまとい行為など重大犯罪の「前兆事案」が高い水準にあるとして、県警は6月に入り各署の管轄地域で、被害に遭いやすい高校生と連携した啓発キャンペーンを行っている。例年、夏が近づくにつれて増加傾向にあるといい、県警は注意を呼び掛けている。

 県警によると、昨年1年間に認知した前兆事案は約6千件で2017年と比べると約200件増加。今年5月末までの暫定値は2千件で、前年同期からおよそ200件減少したものの依然として多数発生している。

 同月末までに58件(暫定値)を認知した千葉北署は11日、千葉市稲毛区の千葉経済大学付属高校(佐久間勝彦校長)でキャンペーンを実施。生徒会の10人が協力し、下校する生徒に痴漢や盗撮について注意喚起を促す文言を印刷したウエットティッシュを手渡した。

 同署によると、痴漢や盗撮事件は駅や周辺で起こる割合が高く、女子生徒が被害に遭うことが少なくないという。同校ではJR西千葉駅を利用する生徒が多数在籍しており、全校生徒1789人のうち半数以上を女子生徒が占める。

 参加した1年生の生徒会副会長、一之瀬カレンさん(15)は「友人から被害を受けたと聞いたことがある。下校中など周囲を意識して歩いてほしい」と話した。同署の縄貴倫生活安全課長も「被害に遭ったら我慢せず、勇気を出して通報してほしい」と訴えた。


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