ジャンボタニシ大量発生 九十九里地域、県が注意報

九十九里地域を中心に大量発生しているジャンボタニシ(県農林総合研究センター提供)
九十九里地域を中心に大量発生しているジャンボタニシ(県農林総合研究センター提供)
ジャンボタニシの卵塊(県農林総合研究センター提供)
ジャンボタニシの卵塊(県農林総合研究センター提供)

 千葉県は13日、稲を食い荒らす外来生物「スクミリンゴガイ」(ジャンボタニシ)が、九十九里地域を中心に大量発生しているとして、病害虫注意報を発令した。稲作農家らに、防除対策を取るよう呼び掛けている。

 千葉県農林総合研究センターによると、ジャンボタニシの注意報は2年ぶり。今月上旬に実施した水田の定点巡回の結果、1平方メートル当たりの平均個体数が0・53個(過去10年の平均0・10個)、被害稲株率が1・03%(同0・14%)、巡回地点での発生率が12・1%(同7・1%)に上り、いずれも過去10年で最高だった。

 2017年は1平方メートル当たり0・17個、被害稲株率0・59%、発生率10・0%だった。

 ジャンボタニシは南米原産で、養殖用が1980年代に野生化。水田や水路で越冬し、春に活動を始める。稲を食い荒らすほか、稲の茎や水路の壁に濃いピンクの卵を産む。同センターは、昨年12月~今年2月の気温が比較的高く、越冬中に死ににくかったことが大量発生の要因とみている。

 県は市町村や農協を通じ、農家に注意報を周知。水路の口に網を設置して侵入を防いだり、水田に殺貝剤をまいたりするなどの対策を呼び掛けている。


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